ピンクゴールドのサイズ直し

ピンクゴールド(K18)は、75%の金に対して5%前後の銀、20%前後の銅と少量のパラジウム、亜鉛などを添加した合金で近年、大変人気があり好まれていますが、加工技術上は問題の多い貴金属です。 ピンクゴールドは硬く、割れが入りやすい問題点があり作業は慎重を要します。 ①急に加熱すると変形する ②赤熱後、水で急冷しないと割れを起こす ③ろう材が特殊なものを使用する ④加熱により酸化被膜で黒くなるため酸化防止液て防止するか酸処理する必要がある ⑤母材のピンクがやや黄色く変化するので、バフなどで一皮むき、元に戻す このようにピンクゴールドのサイズ直しは通常の何倍もの神経を使い、時間も要するので、大変な作業となります。