真珠と言えば、アコヤ貝に養殖により核入れされ形成した一般的な真珠を思い浮かばれると思います。
130年前に御木本宗吉氏が真珠の養殖を開始するまで、真珠は偶然に貝の中から発見された「海の宝石」だったのです。
今でも、養殖のアコヤ貝の中に養殖により核入れして形成した真珠の他に、自然の中で貝の体内で形成された無核の真珠も混ざって入っています。
しかし、それらは小さく、一粒一粒では価値も無いため、貝殻と一緒に廃棄されています。
戦後にその廃棄された「アコヤ貝の貝殻」を産廃扱いで譲り受けていた日本在住のインドの方がいました。
集めた貝殻をプールの中に沈めて長い年月を経つと貝殻内部の身は腐敗し、無核真珠だけがプールに残ります。
それらを集めて、大きさ、形、色に分けます。
それらのほとんどは、下の写真のような3mm以下の不揃いの珠です。
次は穴あけと糸通し。それはまた明日のブログで。