昨日ご紹介の巨大な石をカットする職人が、私は素晴らしいと思います。
それこそ、命がけの仕事だったでしょう。
カットを総合に監督したのは、サミュエルズ氏というカッターです。
石をカットするまでに4年間、研究されたようです。
世界最大のダイヤモンド(カリナンI-530.20ct) 以上にしようというプロジェクトだったそうですが、結局、内包物を取り除くために、カリナンIを凌ぐことは出来なかったのです。
しかし、この石をカットしている途中、学識的にいろんな発見がありました。
切断された14あった断片の残りを調べていると、色に違いがあったのです。
琥珀のような黄色、淡黄色、そして無色。
表面の大部分は暗い褐色だったので、これらは、除去されました。
すると、このダイヤモンドの最終的な表面色は、黄色であることがわかってきたのです。
異なった色が結晶される過程とそれらが複合されて、巨大な原石が結晶されていくということが判明したそうです。
1988年11月 初めてオークションに登場し、売り手は、2000万ドルを提示し、引き上げてしまいます。
その後、2002年11月 インターネットオークションに登場し、最低落札価格1500万ドルだったのですが、取引は無く、売れ残りました。
今も、そのままゼール社が保有しています。
今は、20億円程度で御買上げできるかも・・・
カットされたIncomparable