レッドダイヤモンドの稀少性

希少性でいうと、世界の無色のダイヤモンドの大きなものの1番~3番は、「カリナン 1」「カリナン 2」「Centenary」の順で、530ct317ct273ctですが、赤いダイヤモンドの世界で大きなものの1番~3番は、「Moussaieff Red」「Red Diamond」「De Young Red」の順で、5.11ct5,05ct5.03ctとなっています。 この赤色ダイヤモンドは、以前にお話した ダイプ2aのダイヤモンド(窒素など不純物を含まない)です。このタイプ2aのダイヤモンドは、言い換えると全く科学的に純粋なダイヤモンドで、産出量の1~2%の希少なダイヤモンドです。 そもそも、タイプ2aダイヤモンドは、全てDカラーで、蛍光性もなく、全く混じりけの無い無色透明ダイヤモンドとして知られています。 この希少なタイプ2aの中のたった20ピースのダイヤモンドだけが地中深くから、地上まで上がってくるときに圧力でねじれて、結晶構造が歪曲し、光のスペクトルを変化させ赤いダイヤモンドとなって現れたのです。 れっぢあもんdyjimage