アール・ヌーヴォーのエナメルジュエリー

アール・ヌーヴォーの芸術運動の中でジュエリーや身辺装身具の類は多く、なかでも多彩で数が多いのがエナメルジュエリーです。 ラリックが1897年に製作した 「風の精」のブローチ。 蝶の羽根は、糸鋸で切り抜かれ、その隙間にガラスね釉薬を薄く敷いて焼き付けます。 何層にも重ねて焼かれたガラスは光をあてると深い色合いが透けて見えます。