我が国の七宝工芸の至宝

安政2年(1855)京都に生まれた並河靖之は、初期の作品では有線七宝の技法で非常に細かい文様を施した作品を輩出しています。黒色釉薬を効果的に使った独特の絵画的世界を残し、1889年のパリ万博博覧会で金賞を獲得します。