加熱ルビーの現状 2016年7月11日 by ijima 結晶そのものが、美しいルビーは非常に少ないのです。 古くから、結晶に熱を加えて黒味や青味を取り除き、美しさを引き出す処理を行なっていました。 需要に対応するためで、もし、過熱ルビーが無ければ、希少な天然で美しいルビーは、人々の手に渡ることがないほど高額になっていたでしょう。 近年の加熱処理技術の進歩が、供給を飛躍的に増大させ、低価格化を実現させました。 しかし、ルビーの高温加熱処理(1600~1900℃)は耐久性を低下させ、商品の信頼性を損ない、また宝石業界の信用性も問われています。