加熱ルビーの現状

結晶そのものが、美しいルビーは非常に少ないのです。 古くから、結晶に熱を加えて黒味や青味を取り除き、美しさを引き出す処理を行なっていました。 需要に対応するためで、もし、過熱ルビーが無ければ、希少な天然で美しいルビーは、人々の手に渡ることがないほど高額になっていたでしょう。 近年の加熱処理技術の進歩が、供給を飛躍的に増大させ、低価格化を実現させました。   しかし、ルビーの高温加熱処理(1600~1900℃)は耐久性を低下させ、商品の信頼性を損ない、また宝石業界の信用性も問われています。 Visit in 2014 to the Gemfields Montepuez ruby mines in Mozambique. Various top grades of ruby rough from Maringe Nice and Muglotto in the 2.00- 2.50 ct range.