アクアマリン産地と処理

良質のアクアマリンの産地に、まず挙げられるのがブラジルです。

とくにサンタマリア鉱山のものが高い評価を受けていたため、産地にかかわらず、アクアマリンの良質のものを「サンタマリア」と呼んでいました。

サンタマリアは、アクアマリンの中でも、とりわけ青味が濃く、微妙に藍色を帯びた色合いをしています。

サンタマリアは別格として、ブラジル産は全体的に色は淡いが、透明度が高く美しいものが産出されています。 ただ、大きな原石でも色が淡いので、カットされると、一粒は殆ど無色に映ってしまいます。

それで、カット後も淡い水色を残すために、加熱処理をして色を濃くする場合もあります。 (通常400℃前後で加熱処理を施します)

非加熱のアクアマリンもありますが、現時点の鑑定技術では加熱処理か天然の色かは判別できません。

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