国民生活で困ること

物の値段がつけられないことが一番困る。

インフレがどこまで進むかわからないので、文具屋もペン1本でさえ売ろうとしない。なぜなら、来週になればもっと値段が上がるかも知れないからです。

その逆に工場など原材料を買う側も、「来週、反落して値段が下がるかも?」と仕入れを見合わせる。

結果、経済は立ち往生し社会不安が起こる。

友人にお金を借りたとしよう。国家破綻している国では必ずドル建てで貸借をします。

変動リスクに対応するためなのだが、給料は自国通貨で支払われるので、借りた側が持っているお金はトルコリラです。トルコリラがドルに対して70%も安くなれば、収入が変わらなくてもドル建てで借りている借金の人は自然に70%も増えてしまうことになる。

必ず友人同士で争いが起こります。