インフレに有効なもの

インフレとは、物価の上昇でお金の価値がなくなることだから、実物を持っていたらいいかというと、そうではありません。例えば「不動産」食べ物を買うために不動産を売ろうとする。しかし、不動産というものは、そう簡単に売れるものではない。急いで売ろうとすると当然足下を見られ安値になってしまう。

では、金はどうか? 金はインフレに強く、しかも換金性にも優れている。しかし、ロシアの国民は、口を揃えて「金は使えなかった」と答えている。

その理由は、ニセモノが出回ったことである。「金メッキ」や「合金」がたくさん出回ったのです。

メッキはすぐに判別できるが、金の含有率などは専門の組織と機材がないと判りようがないからである。

では有効だったのは、何か?外貨=米ドルであったようです。

 

前にも話したのだが、米ドルはお金である。お金は、他国に持ち出すことに限りを設けられています。

また、タンス預金にも限界がります。預金封鎖でもされたら、それこそ、おしまい。

今、そこで注目されているのが、小さなケースに収めることができる宝石たちなのです。

10億円や20億円する石などはいくらでもあります。その宝石も、ダイヤモンドなら20ct~30ctほど。たった4g~6gほどです。