印鑑の供養

半月にわたって、印鑑のお話をさせていただきました。

さて、最後によく質問されることがあるので説明しておきます。

亡くなられた方の印鑑はどうすればいいのでしょう?

持ち主が亡くなられた印鑑は働きを終え役目も終えましたので供養してあげることをお勧めします。

まず、印面の朱肉をブラシできれいに落とし、半紙に包み、お仏壇や神棚に一年間保存します。その後、半紙から取り出し印面を砥石や紙やすりで文字が無くなるまで完全にすり落とします。

これは、正気と魂を抜く作業です。

役目を終えた印鑑をゴミ同然に捨てないでください。印鑑は分身であることをわすれないように。

ご自分でできない方は、山梨の印鑑供養の神社である「金桜神社」にて毎年10月1日印鑑の日に印鑑供養を執り行っていますので、供養代金(志程度)を添えてお送りください。