リガード(敬意)

色石を販売していると思い出すのが、この「リガード(敬意)」 マルタ型クロスペンダントで、1820-30年頃のイギリスの作品です。 波打つマルタ型クロスの形をしたカルセドニーに金のカンティーユ細工が施されています。中央部分には6個の石があり、ルビーとエメラルド、ガーネット、アメジスト、ルビー、ダイヤモンドで、それらの頭文字が REGARD(敬愛)の綴りになっています。 こうしたアクロスティック(文字並べ)ジュエリーは、当時のロマン主義の時代に特にポピュラーであり、イギリスは顕著でした。 当時のジュエラーとそれらを支えるお客様のロマン的な感覚は、羨ましく思えます。