ジュエリー製作技法 チェーンの製作

ジュエリーは宝石を指すものではありません。それらを生かすのは、それらを支える金属部分の製作です。 個性ある作品の評価は、それらの技法を知ることが大切です。 もちろん、ブログでは、それらの技法すべてを紹介しきれませんが、私の説明で興味を抱いていただければ幸いです。 まずは、チェーンの製作から。 チェーンはそれだけでひとつの作品として完成させます。しかし、装飾性だけでなく、機能性が大切です。たとえば、繋ぐ丸カンは、カーブラインを内や外に自由な動きにさせます。このシンプルな丸カンの原理を踏まえることからデザインをすることになります。 下記の写真はシンプルな直径6mmの丸カン連結チェーンの加工写真です。 ①完成品 ②材料 ③金床の上でハンマーで叩いて平らに仕上げます。 ④糸のこで切り離します。 ⑤平ヤットコを二本使い、丸カンをひねるように開きやす その後、ロウが隣の丸カンに付かないように注意しつロウ付けします。仕上げは酸洗いして磨きます。