省胎七宝(プリカジュール)

エナメルの背面に金属の素地(胎)を使わない技法です。デザインは通常、透かし彫りが多いです。

液状のエナメルは仕切り内の空間に差すと毛細管現象によりそこに付着します。仕切り内の空間は1cm四方以下でないといけません。また角を鋭角にするとエナメルがうまく付着しないので、それも避けます。

何度も重ねて焼くことで透明感のある写真のようなプリカジュールが出来上がるのです。