単価急上昇の真珠の1級品

あこや真珠は長く続いたデフレの影響で消費者の購買力が低下したことと、白蝶・黒蝶・淡水真珠の生産が増加してあこや真珠の地位が低下したことで、価格が低迷していました。

しかし、ここ数年、香港で日本のあこや真珠の需要が高まってきました。また、海外では、1級品のあこや真珠が求められるようになり、1級品のほとんどが、低迷していた日本市場から消えて、海外へ輸出されるようになってきました。その結果、日本では1級品が品不足となり1級品の真珠の価格が急上昇してきたというわけです。

先日の神戸で行われた「IJK」(神戸国際宝飾展)でも、当社の取引先の真珠卸メーカーで、中国人バイヤーによる買い占めがあり、卸価格3億8千万円分のあこや真珠が取引されたそうです。