富士山を真上から眺める奇跡

先日の全国が大雨で大荒れの日、東京から飛行機で帰ってきました。途中、飛行機の窓から、富士山の真上からの写真を撮ることができました。この位置から眺めるのは、今まで初めての事でした。 飛行機が富士山の近くを飛ぶことは、ほとんどありません。それは、乱気流があるためです。 一般的に、山の天気が変わりやすいことはよく知られていますが、その原因は気流の変化が激しいからです。とくに富士山のように標高の高い山の場合、横からの風が富士山にぶつかって、山岳波という乱気流を起こすようです。 「乱」という文字どおり、一定の空気の流れではなく、不規則な空気の流れですから、飛行機にとっては、たいへん危険のようです。しかも風向きが変われば、その空気の流れは、もっと複雑になってしまいます。 その日は、どこも大荒れで、富士山頂が一番、気流が安定していたのでしょうか?