金はどうして価値があるの?

どうして金は特別の価値観があるのでしょうか?  そのわけは、金の不変性、言い換えると永遠性です。具体的にいうと、金は腐ったり、錆びたりしません。他の物質は、バクテリアの影響や酸素などの影響を受けますが、金はその影響を受けません。  金は物理的、科学的に超安定の物質で、王水(塩酸と硝酸の混合液)以外の酸には侵されませんし、高温でも酸素と化合しません。  つまり、燃えても灰になりませんし、表面が変質したりしません。  歴史上の帝王も、いつかは死ぬ、形あるものは滅びる という最大の悩みから逃れるために永遠不滅の願いを「金」に託し、あがめたのです。