割り金 の意味・・・

18金は、24分の18が純金(ヤキ)で、残りの 24-18=6、つまり 24分の6は、銀と銅の割金です。例えば、4gのリングがあるとすると、4×0.75=3gが純金で、4×0.25=1gが銀と銅です。 さて、この銀と銅の割合を変えると微妙に18金の色が変化していきます。 銀と銅が半分半分を5分割と呼び、これより銅が多くなれば銅の色が勝ち赤っぽくなり、銀が多くなると青っぽくなります。 下の図が3種類の金属です。左が純金、中央の銀と右の銅が割金となります。 職人さんはこれを溶かして混ぜ各色の18金を作ります。 割金である、銀と銅の割合が、5分5分、4分6分、6分4分は、それぞれ、先ほど話したように、銅が6分だと赤く、銀が6分だと青くなりますが、この3種類は、イエローゴールドと呼びます。 ところが、割金の度合いが銅90%、銀10%位になると、はっきり赤く見え、「赤金」といいます。 このレッドゴールドは、銅:銀=9:1 から 8:2 または 7:3までをいいます。 そして、このレッドゴールドの割金である銀の量の中にパラジウムを入れます。 すると、銅の色はパラジウムのために薄くなり、ピンクゴールドになります。 パラジウムを混ぜるのは非常に難しく、少量だと地金は非常に硬くなり、増やしていくと急に柔らかくなったりします。 そして逆に割金の銀の度合いを多くし、銀:銅=7:3,8:2,9:1にしていくと、今度は白い貴金属が混じって実際の色は青っぽく見えます。これを「青金」といい、グリーンゴールドと呼びます。 最後にホワイトゴールドですが、文字通り白い色をした金で、純金(ヤキ)に白い金属であるパラジウムやニッケルを加えたものです。 ニッケルはアレルギーの原因になりますので、最近は、使用されておらず、主にパラジウムを混ぜています。 ホワイトゴールドは、white gold と書きますので略して WG 、それが18金なら K18WGと刻印されたり、記述されます。 さて、皆さんがよく、勘違いされるのは、ホワイトゴールドを日本語に訳すと白金という単語になります。これは、大きな間違いで、日本語で白金と呼ばれているのは、プラチナなのです。