カシミールサファイヤは、コーンフラワーという淡い白っぽさが特徴で、シルクのような光沢を持った優しいブルーです。カシミール産サファイヤは現在は産出されていないので、100年以上前に採掘されたものをオークションで手にいれるのがほとんどです。
インドとパキスタンの国境付近、ザンスカール山脈の標高4000m級の峠を越えて氷河の渓谷を抜けて、ようやく辿りつける秘境の地で1881年に発見されました。
当時のマハラジャが鉱山の所有権を主張して1883年には軍隊を派遣して村人を締め出してまで鉱山の運営を始めましたが1887年には枯渇してしまったといわれています。
その後はカシミールサファイヤは、幻のサファイヤとなりました。
写真のサファイヤは、1.72ct(6.57×5.37×5.10mm)NO HEAT(非加熱)カシミール産サファイヤです。
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