中国 (河南省) 合成ダイヤモンドの歴史

中国の合成ダイヤモンドの製造が加速してきています。現在 HPHT 法の製造が大量に行われており、製造地は主に河南省です。

2014年~15年ころから宝飾用の技術が拡散して、当初は、1ct 当たり 60$ していたのが、現状では、1ct 当たり 12$ まで下落しているようで、既に生産コストの限界と言われ、これ以上、この生産に参入する企業は無いと思われます。

ここで、中国における合成ダイヤモンドの歴史を振り返ってみます。

1966年 合成ダイヤモンドの生産が開始した。年産1万カラット(この時点では工業用)

 

1980年~90年 開発装置が小さく、年産約1億カラット程度が生産される。

 

1990年~2000年 製造装置が巨大化し、2000年の年生産量が10億カラット程度まで拡大する。

 

2000年以降 ダイヤモンドの生産は河南省に集中し、合成技術の進歩と500以上のマシンによって2017年の合成ダイヤモンドの生産は 150億カラットまで達した。

 

>>明日につづく