アウィンナイト 希少石

アウィンナイトは、ネオンブルーのとても綺麗な宝石で、ラピスラズリの構成鉱物です。単体の鉱物としては産出が非常に少なく、稀少性が高いので、近年はなかなか私自身も見ることがありませんでした。 カット石としては、2ct以下のものしかなく、通常販売される大きさとしては、大きくても0.5ctクラスのものしかありません。一般的には0.05ct~0.3ctです。 モース硬度が5.5-6と低いので、石留めや使用の際は注意が必要です。 アウィンナイトという名称は、ドイツ人鉱物学者である、『R.J.Hauy』の名前に因んで命名されました。 アウィンナイトは、宝石としての使用に耐えうる品質のものは、ドイツでしか産出せず、とくにドイツのアイフェル地方は有数の産地で、「アイフェルのサファイア」と称されています。ただ実際問題、同じサイズのサファイアを遥かに凌ぐ価格で販売されています。