Pt か WG か?

金相場は、現在5,500円のラインを上げ下げしています。それに比べてプラチナ相場は3,500円のラインを上げ下げしています。

ジュエリーとして使用される金属合金は、指輪やペンダントトップなどの大半は、「K18」 か 「Pt900」 です。

K18は、750/1000純度のため、1g当たり、5500円×75%で、約4,125円

Pt900は、900/1000純度のため、1g当たり、3,500円×90%で、約3,150円

そもそも10gほどのジュエリーでは、その差は材料にして10,000円ほど。

それより高価なものが加工賃。いわゆる手間代です。昨日も書きましたが、プラチナは加工の手間、ロス、が金に比べて大変なのです。

加工には火(バーナー)を用いて溶かしながら曲げたり溶接したりするのですが、熱伝導性が低いプラチナは、加工時間が慣れた職人でも、3倍ほどかかってしまいます。

そこで、やはり同じ加工をする場合は、プラチナのほうが価格的に高くなってしまいます。

ところが、WG(K18WG)とよばれる金を白い地金にした合金は、配合のパラジウムが近頃、高騰したために、WGの価格が吊られて値上がりしだしました。

パラジウム? 聞きなれない金属でしょうね。

また、明日にお話ししましょう。