ダイヤモンドの色

ダイヤモンドの呼称のルーツは、ギリシャ語で「征服する」「獲得する」という意味のadamasを起源としています。 色彩は、無色から黒色まで様々で、褐色や黄色のものが多く、宝石として使用される無色透明のものは非常に稀です。赤色やブルー色のものが最も稀少だと思われていますが、実際には橙色と紫色のものが圧倒的に稀で価値が高いのです(私も恥ずかしながら見たことがありません・・・)。 灰色や褐色の不透明なものは工業用にまわされます。 ダイヤモンドの黄色の発色は、結晶構造に入った微量の窒素に起因するため、この窒素をダイヤから除去すると、最高品質のDカラーと称される無色透明になるはずです。現在のところ、その技術は無く、そのような処理のダイヤモンドは報告されていませんが、強い放射線を照射したり、加熱することでダイヤモンドの色は変化します。人工着色されたダイヤモンドは販売時に明記することが義務づけされていますので国内の信用ある店でのお買い物は心配ないでしょう。 問題は、これから開発される技術によって生まれてくる人工処理ダイヤモンドです。   7 イエロー原石 8 ホワイト原石 10 ピンク原石