マントル

ダイヤモンドの組成や起源は、神秘のベールに包まれていました。 ダイヤモンドが純粋な炭素の結晶であると解明したのは18世紀末のことです。 ダイヤモンドの誕生は、地表から120km以上の深部にある上部マントルのマグマの中で、高音高圧の環境下、液体の炭素がダイヤモンドの結晶へ姿を変えるのです。 やがて結晶化したダイヤモンドは、地殻の割れ目に沿って物凄いスピードでマグマとともに地上に押し上げられます。 そして地表近くで火山の爆発が起こり、ダイヤモンドを含むマグマは急速に冷却固化しました。 この一連の出来事は、今から、16億年以上前のことです。 実は、9億年前から、地球のマグマの温度はダイヤモンドを生成できるほどの高温でなくなっています。 調査では、あと20年で枯渇するといわれています。 地球内部構造