カシミール産サファイアは、優しい感じのブルーで、柔らかな色をしています。上品で落ち着いたコクのある彩度の高い青は、言葉ではいい尽くせない美しさです。
現在は残念ながら産出はありません。
100年前に大量に採掘、研磨されたものが徐々に還流しだしています。
鉱山はカシミールの首都スリナガルの南東へ13日を要する、標高4023mの傾斜20度の険しい場所で、カシミールのマハラジャが興味を示して、採掘を許可制にしてしまいました。
このサファイアが、一般的に言われた「コーンフラワー」(矢車草の青)ブルーです。
今は、オークション市場で出てくる程度になりました。